地元主導の福祉、雇用創出、地域の活性化
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地元主導の福祉、雇用創出、地域の活性化

2014年03月12日(水)2:25 PM

セミナーレ 030東日本大震災が発生して以来、今年(2014年)の3月11日で丸三年が経過しました。報道番組で当時の映像を目にし、あらためてこの災害が被災地の方々やそのコミュニティにもたらした影響の大きさを思い知らされています。

FSCは、2011年末より毎月福島県いわき市、宮城県南三陸町・気仙沼市、岩手県宮古市を訪れ、地元団体のご協力のもと、被災された方々との対話を重ねながら復興支援の取り組みを続けてきました。

zentai (640x480)その中でも、とくに宮城県気仙沼市本吉町では、地元の行政区長、地域の皆さまから直接ご連絡を頂いたことをきっかけに、2012年冬以降、震災の影響で苦しむ自閉症・発達障害のお子さんたちとそのお母さん方を支援する取り組みが始まり、昨年(2013年)12月には母の会と地域の皆さまによるNPO法人セミナ~レが発足しました。

そして、今年(2014年)2月11日には、このセミナ~レが運営する福祉事業施設『ほっぷ』の開所式を執り行うことができました。この開所式は、法人設立のプロセス同様、子ども達のお母さん方に加え、近隣住民の皆さまが中心となって準備され、開所式当日は気仙沼市市長や提携病院である本吉病院の院長をはじめ、地域住民の方々が50名近く駆けつけてくださるなど、まさに地域の皆さまによる復興事業の一例を物語るものとなりました。

福祉事業施設『ほっぷ』は2月1日より「放課後等デイサービス事業」および「日中一時支援事業」をスタートしており、地域の雇用創出とともに順調な走り出しを見せています。セミナ~レでは、今年度はさらに地域全体の復興と組み合わされた、雇用を生み出すための事業に取り組んでいくことを目指しています。代表がNPO法人セミナ~レの外部理事を務める私たちFCSも、この事業が地域の皆さまによって推し進められ、地域の復興と活性化につながる事業へと発展していくよう今後も地元気仙沼応援団の一員としてご協力させていただきたいと願っています。