東北/地元主体の復興 発達障害の子供たち
2012年11月、東日本大震災を通して、大きな心の痛みを経験した自閉症、発達障害の子どもたちのための福祉施設作りが宮城県気仙沼市の本吉で始まりました。
第一回定例会は一カ月後の12月に本吉公民館にて行われ、一般財団法人東北ヘルプ、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会、公益財団法人WCRPを中心とした関係支援団体が集い、アンケートによるヒアリング調査が開始されました。
その後、20名(現在30名)の保護者の皆様による「本吉絆つながりたい」の発足へと進み、二つの福祉団体(福島県、東京都)からの福祉事業の専門家によるサポートを受け、2013年6月に行政区長である佐藤氏を中心とした地元の壮年層の結束の元、NPO法人セミナ~レの設立総会へと至りました。
私達FCSは、特定非営利活動法人教育制作ラボラトリの皆様とともに、佐藤氏(セミナ~レ理事長)の応援団となり、外部理事として地元主体の施設作りを目指して活動しています。現在は、正式事業の開始に向け、気仙沼市本吉登米沢にプレハブ施設が完成し、ボランティアスタッフによる運営が始まっています。
これまでの立ち上げには、実に多くの個人、団体様からのご寄付、助言によって支えられてきました。この場をお借りしまして、あらためて感謝を申し上げます。引き続き、ご指導を賜り、自閉症、発達障害のお子様とご家族の皆様の心のケア、並びに、地元主体の健全な施設運営へと進んでいくことができますよう、ご協力を宜しくお願い申し上げます。
ARTS FOR HOPEの皆様によるイベント(8月) 子どもたちが色彩を選び、親子で施設の塗装 アートリノベーション