スタディツアー2013夏の報告
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スタディツアー2013夏の報告

2013年10月12日(土)3:46 PM

FCSでは毎年、春と夏にフィリピン・セブ島へのスタディツーを行っています。この夏も8月28日から9月2日までの5泊6日で行われました。

透き通ったきれいな海を持つセブ島での最初のプログラムはマリンアクティビティです。晴天の中、バンカーボートに乗ってアイランドホッピングへ出発!! サンゴ礁保護区域でのシュノーケリングでは、たくさんの熱帯魚とファインディング・ニモでおなじみのカクレクマノミに出会うことができます。

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 ライフジャケットをつけ、魚の餌の入ったケースを首から下げると、あら不思議、まるで魚の群れのリーダーになったように、魚の群れと一緒に泳ぐことができます。今回は、離島への途中に野生のイルカと遭遇する嬉しいハプニングもあり、セブの自然を堪能できました。


ツアー後半は歯科衛生プロジェクトへの参加です。セブ市に隣接するマンダウエ市では、私立小学校を会場に、NGO団体コンパッションを通して教育支援を受けている子どもたちへの歯科検診とフッ素塗布の提供、NGOスタッフへの歯科衛生トレーナー育成トレーニングを取り組ませて頂きました。また、FCSが協力して青空教室を行っているコゴン地域では、地元の有力者のご自宅を開放して頂き、庭先で歯科検診を行いました。日本から参加した歯科医師の岩寺信喜先生、西川敦子先生とともにチームとなり、それぞれの役割を担いました。

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参加者さんの感想の一部を紹介します。—「シュノーケリングでは、藻を食べている魚の音が聞こえて来て、生きているんだなと感じました」「真青な海と空を見て、日常生活での疲れや悩みが吹き飛んだ気がしました」「素晴らしい自然が壊されず、ずっと残ってほしいです」「これまでテレビ画面の中でしか見たことがなかった光景を見て、感じて、これが現実の世界なのかと目を疑いました」「言葉が通じないけれども、気持ちは通じあえたと思いました」「あの屈託のない笑顔を守りたいと思いました」「訪問者である私たちを笑顔で受け入れてくれて、本当に有難いと思いました」

 

今回のツアーでは、私立小学校の校長先生に歯科衛生の実情を中心にインタビューさせて頂いたことを始め、調査と研究の分野でも実りを得ることができました。次回は、2014年3月中旬、公立学校の先生、地元歯科医の先生との面談を予定し、セブ市のNGO団体CCTFSC(Cebu City Task Force on Street Children)とともに地域への訪問を予定しています。